株式会社バルカー

株主・投資家の皆さまへ

皆さまに2024年3月期第2四半期の概況につきご報告申し上げます。

 当第2四半期までのグローバル経済は、新型コロナウイルス感染症からの回復が一段落したことに加え、インフレ、米中関係の悪化、ロシアによるウクライナ侵攻等の影響もあり、総じて伸び悩む結果となりました。
 わが国経済に限りますと、個人消費は物価高の影響を受けて期待ほどの伸びとならず、製造業においては自動車関連など一部分野で生産動向が回復したもののコスト上昇等がマイナス要因となり、全体としては勢いに欠ける状況となりました。

 このような事業環境下バルカーは、あらゆる状況変化への対応を速めるとともに、業務効率化を一段と推進し、収益確保と収益性改善に向けた施策を実施しました。
 その結果、連結売上高は前年同期比では増加したものの、営業利益以下は半導体に関連する景況の悪化やコスト上昇を反映して減少しました。

 当期後半に向けては、世界各地における地政学問題並びにエネルギー及び原材料価格などグローバル経済の回復に向けた動きに影響を与え得る多くの不透明要素が存在し、特に当社周辺においては半導体関連産業の景況悪化の長期化が懸念されています。

 それに対しバルカーは、当期を最終年度とする中期経営計画“New Frontier 2023”(NF2023)で掲げた「成長を守る」という視点に立ち、将来に亘る「健全で持続的な成長」の実現に向けて、攻守両面の改革を継続して推進しつつ、DX(デジタルトランスフォーメーション)などによる新たな価値創造を図り、さらに成長市場における“次の山”を展望した事業運営を行ってまいります。
以 上
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