CROSSTALK

バルカーの企業文化

THE VALQUA WAYとは THE VALQUA WAY?

社名の由来でもあり基本理念でもある「Value & Quality」を、
さらに従業員が理解し実践しやすくした「4つの経営理念」、そして 「行動指針10項」で構成されたものです。

THE VALQUA WAY座談会 CROSSTALK

このコンテンツでは、バルカーで働く社員たちがTHE VALQUA WAYに基づいて、
日々どんな思いで仕事に取り組んでいるかインタビューしました。

T・G(司会進行)

人事部長 兼 人材開発担当 執行役員

H・T

生産調達本部
生産調達企画部

D・I

高機能樹脂・製品本部

M・I

環境管理部 部長

H・C

高機能シール本部 本部長付(バルカー台湾国際出向中)

※所属は2023年2月現在

 

THEME.01

バルカーは学べる環境が整っているため、


異業種からの転職でも大きな苦労はなかった。

まずは皆さんの自己紹介からお願いできますか?

私はもともとバルカー台湾国際(TWI)の社員としてグループに入社しました。ぜひ世界で活躍して欲しいと誘われてバルカーの本体に転籍、今は高機能シール(HPS)部門のセールスエンジニア(SE)をしています。現在は台湾に出向中です。(注:2023年4月よりシンガポールのHPS営業部長に就任)

私は2018年4月に入社し、現在は高機能樹脂製品本部の素材フィルムグループで樹脂の素材関係の営業をしています。

2013年に入社して今年で10年目になりました。ずっと生産部門で働いています。入社当初は九州バルカー(株)の現場を経験し、ふっ素ゴムのOリングの製造に携わりました。それ以降は大崎で生産関係の仕事をしています。

私は新卒で宝飾品店に就職して営業事務を1年ほど経験した後、秘書検定の資格を取得したのを機に別の会社へ転職。2006年に秘書としてバルカーに入社しました。その後、秘書以外の仕事もしてみたいと希望を出したところ、海外統括本部に異動することになり、さらに国内営業を経て、現在は環境管理部で働いています。

D・Iさんの前職は金融関係でバルカーとはかなり異なりますね。何かギャップを感じることはありますか?

以前は銀行に勤めていまして、毎月のノルマに追われる日々でした。予定通りにいかないことも多く、最終日まで頑張らなければいけない時もあったのですが、今はものづくりに携わっているため、計画が立てやすいのが大きな違いかなと思いますね。

全くの異業種からの転職ですし、知らないことが多くて大変ではなかったですか。

それはありましたが、幸いにも環境に恵まれていたと思いますね。技術や製造の現場の方と触れ合う機会が多いですし、ものづくりの現場を見て学べたため、それほど大きな苦労はありませんでした。

なるほど。台湾で他社から当社グループに転職されたH・Cさんは転職後に感じた一番の違いは何でしたか?

以前との一番の違いは福利厚生の充実ぶりですね。元々語学の勉強に興味があったのですが、オンラインレッスンを活用して好きな時間に学べるのがとてもありがたいです。

THEME.02

早期選抜育成プログラムを通じて、


知識やスキルなど、あらゆる面で鍛えられた。

H・Tさんは今回の座談会メンバーの中で唯一の新卒社員ですよね? なぜバルカーを選ばれたのですか?

大学時代に生産技術に近い領域を学んでいたのが一番の理由ですね。入社後は希望通りの部署に配属され、生産技術に関する仕事をしていました。現在は生産管理の業務がメインですが、最近はこちらの方が性に合っているかなと感じています。幅広い業務に携われるのがやりがいですね。

早期選抜育成プログラムに参加されてましたが、いかがでしたか?

どんなものか全く理解しておらず、上司に「推薦しておいたから」と言われて参加したのですが、知識やスキル、考え方など、あらゆる面で鍛えられました。心を強くするための雪山登山なども経験しましたね。

フィリピンでの語学留学もあったようですね。

ええ。結果的にコロナの影響で短くなってしまいましたが、半年間も語学留学させてもらえるなんて本当に手厚い研修制度だと思いますね。現地の語学学校でも「そんな会社はなかなかないよ」と驚かれましたから。早期選抜育成プログラムは当初10年間の計画でしたが、5年で修了することができました。早い段階で経営幹部の方たちの考え方を色々と学ぶことができ、ありがたかったですね。

THEME.03

シンガポール支店長時代には、


喜んで迎えてくれるお客様が何よりの励みに。

これまでのバルカーのキャリアの中で、最も達成感があったのはどんなことですか?

担当企画の業績を3年で14倍に成長させたことです。それまで装置メーカーを通じて販売をしていたため、当社の知名度が低く、最初はお客様から「聞いたことがない」と言われることも。その後、少しずつ信頼を獲得し、「Oリングと言えばバルカー」と認識してもらえるようになりました。とても達成感がありましたね。

バルカーの高機能シールは、半導体装置向けの工業用シール業界でいまは世界シェア2位ですが、少しずつ世界1位に近づきつつあります。トップを狙って、さらに上を目指してください。D・Iさんはいかがですか。

私は、お客様に納入した樹脂製品に不具合が発生した際、「ここまで対応してくれるんだ」と高く評価していただけた時ですかね。大変でしたが、1年ほど真摯に対応した結果、私たちの品質に対する取り組みを認めていただき、結果的に新規の受注獲得にも繋がりました。

やっぱり苦労も喜びも両方あったシンガポール支店の経験が一番ですかね。赴任後は小さいながらも、「一国一城の主」として新人の教育からキャッシュフローに至るまで、すべてを考えて行動しないといけませんでした。大変なことがとても多かったですが、お客様のプラントや工場があるマレーシアやインドネシアの僻地まで足を運び、現地を踏まえた営業を行う中で、お客様が大喜びで出迎えてくれたり、タイにある当社の現地法人の方がサポートしてくれたりして、少しずつ事業が大きくなっていくのが嬉しかったです。チャンスがあれば海外支店長にもチャレンジできるのが当社のいいところだなと改めて感じます。

入社間もない頃は、グループ会社を管理する立場といっても現場のことをまるで知りませんから、「新入社員が何を言っているんだ」と生産現場からいわれることもありました。でも、そのままにしていては仕事になりません。そこで、現場に足を運んで直接話をすることで、お互いの理解を深めることができたのが今でも印象深いです。やはり現場は大事だなと痛感しましたね。

THEME.04

目の前の仕事に「正正堂堂と」向き合い、


世界中のステークホルダーへの責任を果たす。

当社では「THE VALQUA WAY」を理念に掲げていますが、日々の活動にどのように活かしていますか?

私は日常的に「正正堂堂と」を意識しています。環境管理部で仕事をしていると、会社がどれだけ発展しても、環境破壊や公害につながるものでは意味がないとつくづく感じます。バルカー側が単に工場を見ていれば法令を守れるという簡単な話ではなく、グループ会社の皆さんが自立的にきちんとやらなければいけないという認識を持つことが大切です。そのためにも、まずはバルカー側である私たちがルールを決め、それを遵守する姿勢を自ら示していく。「正正堂堂と」を実現するために、私たち環境管理部は非常に重要なポジションを担っていると感じています。
また、アジアにはまだアスベストを使った製品を販売している国もあります。私がシンガポールに駐在していたころも現地の他社工場には、アスベストが降っている中でものづくりをしていたところもありました。当社は自社でアスベストを使用しないのはもちろんですが、アスベストを使った製品を製造している調達先からの調達をしないなど、「正正堂堂と」事業を行えるようにと、日々、業務を行っています。

M・Iさんのお話しを聞いていて、ものすごくよく分かると思いました。製品の生産を行っているグループ会社は、開発や営業などの部署に比べて危険が伴う労働環境にあります。だからこそ「安全衛生はすべてに優先する」と口を酸っぱくして言っています。工場で働く方の家族のためにも、無事に家に帰してあげることが絶対優先だと考えています。あとは、お互いの想いを尊重するためにも「本音で話しましょう」と伝えていますね。そして、本音を出してもらうためにも、私自身が常に誠実な態度であることを意識しています。

私も正正堂堂と営業活動をしていくことですかね。ローカルメーカーの中には、性能などを偽って受注を勝ち取ろうとする会社もありますが、当社はそういうことは絶対にしない。極端な話、お客様から「バルカーの受注にもつながるから、報告しやすいようにデータをもう少し良い風に直して」とお願いされても「ダメです」とお断りする。当たり前の話ですが、大事なことだと思います。

私は「世界中のステークホルダーへ」という言葉を意識しています。当社の製品は、海外のお客様に使われることも多いです。BtoBの商品であるため、一般の方からの認知度は高くありませんが、間接的にさまざまなものづくりに貢献しています。何かトラブルがあれば、世界中のたくさんの方々に大きな影響を及ぼす。責任の大きな仕事なんだと常に意識して仕事に取り組むようにしています。

皆さんの日常業務の中に、しっかりと「THE VALQUA WAY」が根付いていることがよくわかり、安心しました。これからご入社される方にもぜひ当社の考えに共感し、一緒にビジネスを拡大してもらえたらうれしいですね!