PEOPLE.05
コロナ禍の有事もチーム一丸で乗り越える。
佐藤 俊輔2015年入社/高機能樹脂・製品本部 調達グループ
※所属は2023年2月現在
あらゆる産業に欠かせない資材を
長年供給している点に惹かれて入社。
就職活動では「人に自信を持って勧められるものづくりの会社に入り、社会に広く貢献したい」と考えていました。さまざまな企業の中からバルカーに興味を持ったのは、会社案内を見た際、「社名の由来はValueとQuality」とあり、さまざまな産業に欠かせないシール材やふっ素樹脂などを広く供給している点に惹かれたのがきっかけです。最終的に入社を決めたのは、面接で出会った社員の皆さんの人柄がよく、働きやすそうな環境だと感じたからでした。
現在の私の仕事は、協力工場に外部委託している樹脂製品の仕入先の選定と新規開拓です。主に担当しているのは、特殊な洗浄剤に耐えられる半導体製造装置向けのプラスチック製品になります。当社には既存の協力工場が複数あるため、全体の状況や依頼製品の特長などに応じて、営業や調達の担当者と連携しながら委託先の選定を行います。また、営業を交えて新規仕入先の開拓などにも取り組んでいます。取引を開始する前には、品質の観点から品証や技術とも密に情報を共有するなど、さまざまな部署との連携が不可欠な仕事です。
常に意識するのは「初動の早さ」。
社内外での迅速な情報共有が大切。
仕事を進めるうえで意識しているのは「初動の早さ」です。調達は社内の関連部署と仕入先との橋渡し役を担っており、何度も調整を重ねたうえで、ようやく物事が進んでいくことも多いです。特にトラブル時の初動の遅れは、関係各所に大きな損害を与えかねません。自分だけで出来る事には限りがあるため、社内外との情報共有はタイムリーに行うようにしています。
直近では半導体不足や新型コロナウイルスの影響により、サプライチェーンに大きな混乱が起きています。まさに有事である今は、迅速かつ的確に調達できなければ物を供給することが難しい。顧客の要求通りに製品を供給するため、部門の垣根を越えて何度も情報交換を重ね、なんとか納期通りに納品を完了させたことも。困難な状況下でもチーム一丸となって業務を成し遂げられた時には大きなやりがいを感じます。
入社当初に苦労したのは、製品に関する知見が思いのほか必要だったことです。どのような工法であれば安価になるのか、どういった設備があれば作れるのかといったことを理解できていなければ、仕入先を選定することはできません。そのため、仕入先の工場へ頻繁に足を運んだり、社内の経験者の方に教えていただいたりしながら、日々勉強しています。
将来的には樹脂事業の
中核を担えるようになりたい。
スキル面では、製品知識が増えた点に成長を感じます。これまで所属してきた部署では、現在担当している樹脂加工品にはほとんど関わる機会がありませんでした。調達の仕事を通じて仕入先の現場に足を運ぶなかで、加工や検査、管理など、幅広い知識を深めることができたと感じます。また、外向き思考に変わってきたところも大きいです。新規の仕入先と関係性を構築するためには、双方が「win-win」になれることが何より重要です。そのためにも、自分から積極的に情報収集を行い、業務に活かすように心がけています。
バルカーには気さくで優しい人が多いです。2022年に異動した調達グループでも、先輩方が親身に対応してくれています。また、事業所によっては組合活動が盛んにおこなわれており、普段関わりのない部署の人と交流する機会がたくさんあるのも魅力です。子供の誕生日に有給が取れるバースデー休暇制度など、家族との時間が取りやすいのもいいところです。
調達グループに配属されてまだ日が浅いため、現時点では一人でできることは限られています。そのため、まずは調達業務の土台を作っていきたいと考えています。そして長期的には、樹脂事業の中核を担えるように尽力していければと思います。