VALQUA×
DIGITAL

バルカーのDXの取り組み

TOP MESSAGE

既存事業×デジタルで、
新たなバルカーを創造。

「3つの柱+α」の取り組みで、
社内のDX化を推進。

バルカーでは、DXの取り組みとして大きく3つの柱を掲げています。1つ目は、社内のシステム基盤の整備とデータ活用による「経営の筋肉質化」。デジタルを活用することで単に見える化を図るだけでなく、営業の受注率や生産の納期・原価など、実際に事業を変えるところまで踏み込んだ活動を展開しています。2つ目が、「モノ売りのデジタル化」です。樹脂素材提供一元管理サイト「素材Pro」や、ふっ素樹脂加工品のデジタル調達サービス「Quick Value™」などを通じ、当社が手掛けてきたハードの販売をデジタルの力で効率化し、お客さま体験の向上やこれまで当社がリーチできなかった顧客層の拡大を実現しています。そして3つ目が、「新規デジタルサービスの拡大」。全く新しいSaaS型のデジタルサービスそのものを開発して新たなお客様に販売しています。この取り組みの一部として、2023年4月には設備点検プラットフォーム「MONiPLAT™」をリリースし1年で導入企業は500社を突破しました。また、プラントDX定修工事・検査を支援するクラウドプラットフォーム「VALQUA SPM™️」も展開し、事業を拡大しています。

これら3つの柱に加え、「プラスα」の要素として取り組んでいるのが「AIの活用」です。昨今話題の生成AIの活用のほか、当社が資本業務提携を結ぶRidge-i社と連携することで社内の品質管理、外観検査の領域にAIを利用するプロジェクトなどを推進しています。

ベンチャースピリットを
持った組織を構築。

バルカーは安定した経営基盤と歴史を持つ製造業の老舗企業です。しかし、デジタル戦略本部には、老舗企業にありがちな堅苦しい雰囲気はありません。デジタルサービスに関してやりたいことがあれば、すぐに意見が言え、即座に意思決定しています。こうしたベンチャー気質あふれる組織であり、やりたいことがあればどんどん進めていける環境です。

私たちが求めているのは、現状の職場に満足せず、「もっといろんな開発がしたい」と考えている熱意ある人材です。デジタル戦略本部には、とにかくやること・やれることがたくさんある。そして、多彩なプロジェクトに挑戦しながら自分を高めていけます。そして何より、バルカーには長年の業務を通じて蓄えられた膨大なデータが眠っています。プラントの保守メンテナンス、工場の稼働状況、研究・製品開発データなど、ユニークなデータがたくさん集まる環境で、新しいプロダクトを自由に生み出していける。そこには、新興のITベンチャーでは決して味わえない面白さが待っているのです。 

バルカーDXの挑戦~可能性は無限大。

そもそもバルカーは、ハードの販売で成り立ってきた企業です。シール材の製造・販売事業だけでも、一定の市場ポジションや事業基盤を持っています。そこに最先端のデジタル技術を掛け算すれば、これまでにないアウトプットを創出できる可能性を秘めています。基幹システムから得られるデータを基にAIに自動的に改善提案をさせる取り組み、機械学習などの情報科学を用いて材料開発の効率を高める「マテリアルズ・インフォマティクス(MI)」、「モノ売りのデジタル化」の製品ラインナップ拡充や海外展開など、デジタルを通じて挑戦できる領域は無限に拡がっています。

デジタル戦略本部は、発足してから1年足らずの若い組織です。急速に規模拡大する中で、「どういう文化を持った開発組織にすべきか」を模索している段階にあります。当社の企業理念である「THE VALQUA WAY」に基づき、デジタル戦略本部の文化をどう定義していくのか――。これからの組織文化を考え、ともに創り上げてくれる。そんな開拓者たちを私たちは求めています。

執行役員デジタル戦略本部長兼デジタル開発部長川上 孝弘