株式会社バルカー

ご挨拶「ステークホルダーの皆さまへ」

top

 世界各地で地震や異常気象による自然災害、地政学的な緊張の高まりに伴う人々の分断などが、市場環境の複雑さや経済の不安定化と相まって、世界中に大きな不安や影響をもたらしています。
 バルカーグループは、このような厳しい事業環境の中でも、2027年の創業100周年のありたい企業像「未来と未知に挑むチャレンジングな企業」を達成するため「環境・社会・企業統治」への取り組みを強化すべく、2021年を【CX※1元年】としてCXを進めた結果、創業95年の歴史において最高収益の業績を残すことができました。

 これはひとえに、従業員一人一人に、企業理念の「THE VALQUA WAY」が浸透し、変化の激しい環境においても、未来を見据え、自ら考えチャレンジを行った証だと感じています。

 一例として、今後の情報化社会のさらなる加速に備えるため、販売ネットワークの見直しと合理化、また、増産への対応として、台湾にて、工場移転や生産体制を強化しました。
その他にはR&D※2組織を抜本的に見直し、各事業本部にM&D※3機能を付加することにより、迅速且つ、お客さま視点の製品開発を行うための体制構築を図りました。
 今進行中の世界的なインフレ傾向から、日本においても、エネルギー・食料等あらゆる物価の高騰は避けられず、消費財市場の低迷により、半導体の需要も減速が見られ、さらには原材料の調達難など当社グループの事業環境もさらに厳しくなるものと予想しています。

 こういう時代にあっても、これまで鍛えてきたバルカーグループのビジョナリー経営の真価を発揮し、また、2023年度を中期経営計画“New Frontier 2023”(NF2023)の最終年度に相応しい年とするため、あらゆる変化やリスクに、柔軟且つ、スピーディーに対応することを意識し、H&Sを基軸に、「選択と集中」によるM&A、重大リスクへの対応強化、サプライチェーンの再構築、AI/ITの活用強化、次世代を担う人材育成の強化などを着実に実行してまいります。

 バルカーグループは、これからも「THE VALQUA WAY」のもと、好奇心とチャレンジ精神を胸に、社会の発展のために・正正堂堂と・世界中のステークホルダーへ、独創的技術で、さらなる改革と挑戦を続けてまいります。
 引き続き、当社グループへの変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
代表取締役会長CEO 瀧澤 利一
代表取締役社長COO 本坊 吉博

※1 CX:コーポレートトランスフォーメーションの略。
※2 R&D:研究開発の略。
※3 M&D:マーケティング&デベロップメントの略。

当サイトでは、利用状況を把握し、サービス向上につなげるため、Cookieを使用します。詳細は、個人情報保護方針をご覧ください。