株式会社バルカー

株主・投資家の皆さまへ


 当期におきましては、当社の元執行役員および従業員による不正行為が発生し、皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。
 「二度と不正行為を発生させない」との強い決意のもと、グループ全社員が一丸となり、再発防止策の実行および企業風土の改革に取り組んでおります。今後は、これらの取り組みの成果をお示しすることで、皆さまからの信頼回復に努めてまいります。

 2025年3月期の概況についてご報告申し上げます。
 当期のグローバル経済は、世界各地での紛争やインフレの進行などの影響を受け、全体として伸び悩む結果となりました。
また、当社グループが属する国内製造業における生産動向は、原材料価格や人件費のコスト増加分を販売価格に反映する動きが見られたものの、国内外の設備投資や半導体生産の回復が遅れ、全体的に勢いを欠く状況となりました。
 さらに、先行きについては、暦年が変わる時期から米国政権移行に伴うリスクが強く意識され、不透明感が一層高まる状況となりました。

 このような厳しい事業環境下において、当社グループは足元の収益確保に注力するとともに、当期よりスタートした中期経営計画NF2026に基づき、将来のさらなる成長を見据えた事業基盤の強化を推進しました。
 その結果、先端産業市場向けのサプライチェーン整備、AI/ITソリューションの拡充、事業構造改革などが着実に進展した一方で、業績は大型案件の減少などの影響を受け、売上高および各利益が前年同期比で減少する結果となりました。
 2026年3月期に向けましては、当社グループの事業環境に大きな影響を与え得るリスク要因が多く存在している状況ではありますが、特に下期以降における先端産業市場向けの拡大およびAI/ITソリューションの業績貢献を見込んでおります。
これらの実現に向けて全力を注ぐとともに、将来の持続的な価値創造に向けた道筋をより確かなものとするため、戦略の実行を着実に進めてまいります。
以 上
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