株式会社バルカー

株主・投資家の皆さまへ


 2026年3月期上期の概況についてご報告申し上げます。

 当上期の国内製造業における景況は、米国の関税政策をめぐる混乱や、国内外の設備投資および半導体市況の回復の遅れを反映し、勢いを欠くものとなりました。

 このような事業環境下において、当社グループは2期目となる中期経営計画“New Frontier 2026”(NF2026)で掲げる「ステークホルダーの最高満足に向けて新たな価値創造に邁進する」という視点に立ち、足元の収益確保を図りつつ、将来に向けたM&Aの実施や生産拠点の整備・増強を推進してまいりました。
 上期の業績は、特定顧客における需要回復の遅れに加え、前期末に実施したシリコンウエハーリサイクル事業の売却の影響もあり、売上高は前年同期を下回りました。しかし、収益性の改善に向けた取り組みの効果もあり、営業利益および純利益は増加という結果となりました。

 下期に向けましては、当社グループの事業環境に大きな影響を与え得るリスク要因が多く存在している状況ではありますが、先端産業市場における需要回復の波を的確に捉えるとともに、機器市場・プラント市場においては、技術力と提案力を活かした新たな価値創出に挑戦し、変化する市場環境のなかでも着実に前進することを見込んでおります。

 今後とも、ステークホルダーの皆さまのご期待にお応えできるよう、全力を尽くしてまいります。

以 上
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