株式会社バルカー

株主・投資家の皆さまへ

皆さまに2024年3月期の概況につきご報告申し上げます。

 当期におけるグローバル経済は、新型コロナウイルス感染症によって受けたダメージからの回復が相当に進んだものの、世界各地における地政学問題やインフレの進行等の影響もあり、当初の期待ほどには伸びない結果となりました。
 わが国の製造業においては、一部の生産動向が回復を示すなど明るさが見えたものの、下期に入ると海外需要の減少や自動車生産の停止に加えて能登半島地震の発生もあり、全体的には停滞感が漂う状況が生まれました。

 このような事業環境下当社グループは、収益確保と収益性改善に向けた施策を実施しつつ、当期を最終年度とする中期経営計画“New Frontier 2023”(NF2023)で掲げた「成長を守る」という視点に立ち、将来に亘る「健全で持続的な成長」を実現するための攻守両面の企業改革等に取り組みました。

 次期、2025年3月期に向けては、地政学問題、エネルギー・原材料の価格、インフレの進行など世界全体の経済回復に向けた動きに影響を与え得る多くの不透明要素が存在しております。
 また、バルカー周辺においては、幅広い分野における設備投資の減速、半導体関連景況の本格的な回復の遅れ、人手不足と人件費の上昇などが懸念されております。

 それに対して当社グループは、2025年3月期を開始年度とする3か年中期経営計画NF2026で掲げた基本方針、
  《世界の分断が急激に進み
   デジタル化によるビジネスモデルが激変する環境下において
   「THE VALQUA WAY」のもとマルチ視点で
   ステークホルダーの最高満足に向けて新たな価値創造に邁進しよう》
のもと、諸戦略を着実にかつ迅速に推進して参ります。
以 上
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